「事務所が月に2回行っているPCR検査にも大野さんは参加していて、今後も続けていくそうです」(音楽関係者)
嵐が活動休止してから1カ月。5人のなかで唯一、芸能活動も休止しているリーダーの大野智(40)だが、絆は続いている。
「緊急事態宣言ということもあって趣味の釣りやキャンプに出かけられないようです。もちろん芸能界の仕事からは離れていますが、今年に入ってからも嵐のメンバーとは連絡を取り続けているそうです」(芸能関係者)
実は大野が休止後も大切にしているもう一つの“絆”がある。
事務所の後輩で俳優の林翔太(31)が1月18日放送の『プレミアの巣窟』(フジテレビ系)に出演。番組で林は、1月22日より公演がスタートした主演舞台の話を大野に伝えた際、次のように言われたことを明かしていた。
「よし、じゃあ見に行く。俺、今年、暇だから」
大野と林の関係について、2人をよく知る舞台関係者は言う。
「林さんは10歳で事務所に入り、Jr.内の数々のユニットで活動。'18年にユニットを脱退し、以降は俳優活動に専念しています。昨年には結婚し、Jr.からの卒業も発表しました。
ジャニーズ入所前から大野さんに憧れており、ユニット時代は10年間ほど嵐のバックダンサーを務めていました。ツアー中に大野さんの泊まる部屋に遊びに行き、アドバイスをもらったこともあるそうです」
■“孤高”の大野が林を応援する理由
しかし、大野といえば櫻井翔(39)から“孤高の存在”と評されるように、嵐のほかのメンバーと比べて積極的に後輩との交流をもたないことでも知られている。そんな大野が芸能界“一時復帰”の場に後輩の舞台を選んだのには、下積み時代の思い出があるようだ。
「Jr.時代の大野さんは、メディアへの露出機会が少なく、舞台出演ばかりでした。しかし、憧れていた少年隊の錦織一清さん(55)を目標に努力し、嵐に抜擢されることに。それだけに、30代になった今も大野さんを手本に努力し続ける林さんのことは常に目をかけて、応援しているそうです。『VS嵐』(フジテレビ系)で、林さんの名前を出したこともありました。Jr.時代の自分の姿を重ね合わせているところもあるのではないでしょうか」(前出・舞台関係者)
林はユニット所属時代、大野と交わした“約束”についてこう明かしていた。
《オレはね、大野くんに「翔太、ソロコンやってよ。オレがプロデュースするから」って言ってもらったのがうれしかったな》(『POTATO』'16年5月号)
後輩との約束を果たすため、固い絆は休業中も変わらない――。
「女性自身」2021年2月23日号 掲載