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「眞子さまにとって、20代最後の1年となりますが、小室圭さんとの結婚に向けて展望が見えているとはいえません」
そう語るのは皇室担当記者。秋篠宮家の長女・眞子さまは10月23日に29歳の誕生日を迎えられた。
「小室さんとの出会いから、すでに8年以上もの歳月が経過しています。眞子さまにとって小室さんは、20代のほぼすべてを捧げてきたお相手。ほかの男性との結婚は、もはや選択肢として考えられない状態になってしまったといえます」
一方で、小室家が抱える金銭トラブルにも進展は見られない。
「アメリカで小室さんは猛勉強に励んでいるようですが、むしろ自分の夢ばかりを追いかけ、やるべきことを放置している印象です。内親王の結婚相手として、小室さんを認めていいのか――。宮内庁、そして皇族方からもそういった声は絶えないのです。眞子さまの周囲には、結婚を応援する声は“ゼロ”といっても過言ではありません」(前出・皇室担当記者)
そんな中で眞子さまは、秋篠宮ご夫妻、佳子さまとご一緒に公の場にお出ましになった。10月17日、中曽根康弘元総理の内閣・自民党合同葬儀である。
開催費に9,600万円もの国費が使われたこと、文科省が国立大学に弔意の表明を求めたことなどが物議を醸しているこの合同葬儀。葬儀委員長は菅義偉首相が務めていた。
「たしかに過去の首相経験者の合同葬儀にも皇族方が出席されてきましたが、今年はコロナ禍のさなか。ご公務もリモートで行うなどの対策をしているなかで、政治色の拭えない合同葬儀は優先して出席すべき催しだったのでしょうか」(宮内庁関係者)
眞子さまがお生まれになったのは中曽根氏が首相の座から退いた4年後。それにもかかわらず眞子さまが中曽根元首相の合同葬儀に参列された裏には、何らかの事情があるのではないかと語るのは、皇室ジャーナリスト。
「眞子さまはもうすでに、小室さんとの結婚式を見据えて動きだされているのではないでしょうか」
秋篠宮さまは以前から眞子さまに、結婚について『何らかの説明』を国民にするよう求めている。
「11月の立皇嗣の礼が終われば、眞子さまは改めて“結婚宣言”をなさるはずです。つまり、小室圭さんと結婚したいという意思は決して変わることはないと明言するということです。そうなれば、眞子さまのお気持ちを『できる限り尊重したい』とおっしゃっている紀子さまも、これ以上お二人の結婚を阻止することは難しくなります。ただ、仮に秋篠宮ご夫妻を説得して結婚にこぎつけても、国民の反発は必至。そこで眞子さまは、菅首相に頼ることを思いつかれたのではないでしょうか」
皇族の結婚式では、首相が祝辞を述べる慣例となっている。黒田清子さんの結婚式では小泉純一郎元首相、高円宮家の典子さん、絢子さんの結婚式では安倍晋三元首相が祝辞を述べている。
「菅首相は就任直後、報道各社の世論調査で7割前後の支持率を獲得しています。強権的な政治手法に批判は絶えませんが、新元号を発表した“令和おじさん”に親しみを持つ国民が多いのも事実です。まずは婚約決定の際に好意的なコメントを出してもらい、さらに披露宴で皇族以外では主賓格となる菅首相の祝賀スピーチが実現し、結婚に“お墨付き”がもらえれば、国民の反対の声も鎮まるのではないか――。眞子さまはそうお考えになっているのかもしれません」
そんな眞子さまにとってただ一人の“援軍”と呼べる存在が、中曽根元首相の合同葬儀にも一緒に参列された佳子さまだ。
佳子さまは10月10日、「国際ガールズメッセ」のプレイベントにオンラインで参加し、次のようなメッセージを送られた。
「今後、ジェンダー平等が達成され、誰もが人生の選択肢を増やすことができ、自らの可能性を最大限生かしていけますように、そしてそれが当たり前の社会になりますようにと願っております」
前出の宮内庁関係者は佳子さまのスピーチを、次のように評価する。
「女性天皇が認められていないように、皇室は決して男女平等とはいえません。皇室の一員という立場で社会のジェンダー平等を訴えられたことは、勇気ある発言だと思います。これまでの皇族は穏やかな表現を用いることが多かったですが、ストレートにご自身の考えを伝える、佳子さまらしいスピーチだと感じました」
佳子さまは以前、眞子さまの結婚について賛同するコメントを残されていた。
「個人の自己決定権を重視するメッセージは、佳子さまが昨年、眞子さまの結婚について『姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています』と述べられたことと重なります。やはり佳子さまは、眞子さまの結婚を強く応援されているのでしょう」(前出・宮内庁関係者)
「女性自身」2020年11月3日号 掲載