美智子さまは定番のケープスタイル、雅子さまは丸いデザインで優しい印象 /(C)JMPA
明治天皇とその后・昭憲皇太后を祀り、11月1日に創建100年を迎えた明治神宮。10月28日には天皇皇后両陛下、上皇ご夫妻、秋篠宮ご夫妻がコロナ禍になってから初めて皇居以外へ外出しての参拝をなさった。
この日の雅子さまは、シルクの生成りのロングドレスにジャケットの装い。ジャケットの襟と、裾のラインが丸くデザインされて優しい皇后さまという印象。お帽子の飾りとジャケットの裾のデザインがリンクした新しい参拝服はとても素敵だった。
一方、美智子さまは、白いロングドレスにケープを羽織られた親しみあるスタイル。お帽子に布マスク、そしてサングラスをお召しになっていた。コロナ禍以来、皇居・宮内庁病院での検診以外の外出を控えられている美智子さま。約7カ月ぶりとなる公の場でのお姿に、多くの国民が安堵した。
紀子さまは地紋の美しいミントグリーンのロングドレスを。眞子さまのお好きな色をお選びになり、穏やかな笑顔を見せられていた。
ご参拝の後、上皇ご夫妻はおそろいで境内にある明治神宮ミュージアムにもお立ち寄り。12月6日まで開催中の明治神宮鎮座百年祭記念展「明治神宮の鎮座」をご覧になった。昨年10月にオープンしたミュージアムには、明治神宮の御祭神である明治天皇と、昭憲皇太后ゆかりの品々や美術工芸品などが展示されている。
上皇陛下と美智子さまが公の場でそろって立ち姿をお見せになるのは、1月2日の新年一般参賀以来のこと。ご夫妻はご在位中の平成時代と同じように、案内係の説明を丁寧にお聞きになり、仲むつまじく肩を寄せ合って展示を楽しまれていた。
「女性自身」2020年11月17日号 掲載