6月下旬の朝9時前、横浜市内のマンション前に高級車が止まった。運転しているのは工藤静香(51)、助手席に座っているのは次女のKoki,(18)だ。この日は、Koki,が華々しく女優デビューを飾る主演映画『牛首村』のクランクイン当日だった。
「ホラーの巨匠・清水崇監督がメガホンをとる話題作です。監督は『ミステリアスな存在感と物怖じしない物腰』を感じ、演技未経験ながらKoki,さんをヒロインにしたそうです」(映画誌ライター)
実は静香は、2年ほど前から次女を女優デビューさせようと、周囲に相談していたという。
「世界を視野に娘たちをプロデュースしている静香さんが今作をデビュー作に選んだのは、米国をはじめ海外で人気が高いジャパニーズホラーで、ハリウッドにパイプを持つ清水監督だったからだそうです」(映像関係者)
娘を現場に連れてきた静香だが、初日だけではないという。
「静香さんは打ち合わせのときから『毎日、現場に行きます!』と言っていたそうです。それを知った関係者は戦々恐々。一気に『静香さんが毎日来るって!!』と噂が広がりました」(映画関係者)
最高視聴率25.5%を記録した月9『世界で一番君が好き!』(フジテレビ系)などで“トレンディ女優”としても活躍した静香としては、娘の女優デビューを手助けしたいという母心なのだろうか。
車を駐車すると、静香がかいがいしく荷物を持ち、Koki,は控室へ。ほかの同行者はおらず、“マネージャー代わり”の静香は首からかける携帯型空気清浄機を身につけ、手厚いコロナ対策も。
■最恐心霊スポットでも撮影予定だが…
やがて着替えやメークをすませたKoki,が、控室から現場へ移動。ピッタリ寄り添った静香も、一緒に撮影現場に入っていった。
「最初はどうなるか心配しました。でも、静香さんは何も口を出さず、端っこで様子を見守るだけ。現場のスタッフに気を使ってくれて、みんな拍子抜けです。ただ、現場にいるだけでも存在感は半端ないのですが……」(前出・映画関係者)
この日の撮影は、夜10時過ぎまで続いたが、静香は最後までKoki,に付き添っていたという。
「撮影は地方ロケを含め8月上旬まで予定されています。北陸でいちばん有名な心霊スポット・牛首トンネルなどでも撮影予定です。ここは、地元の人も恐れて夜は絶対に通らないようにしているほど。地方ロケにも遠路はるばる工藤さんはKoki,さんに同行するようです」(前出・映画関係者)
スタッフには、最恐心霊スポットより「最強の姉御」静香が地方ロケにまで来るほうが怖い!?