12月9日、日本維新の会の代表で大阪市長の松井一郎氏が、およそ3時間にわたる “30人超え” の宴会をおこなっていたことを会見で明らかにした。10日発売の『FRIDAY』に記事が出ることから、あらかじめ火消しに走った形だ。
現在、大阪府では、会食を「同一テーブル4人以内」で「2時間程度」としている。しかし、『FRIDAY』によれば、松井市長は、12月2日、衆院選大阪14区の祝勝会に参加。心斎橋の焼き鳥店には、14区の市長や府議らおよそ30人が集まったという。松井市長は18時半頃に入店し、21時半頃まで約3時間の宴会を楽しんだ。
9日の会見で松井市長は、「この間、会費制で選挙の反省会をやったら、いきなり週刊誌が来てくれてますから」と話し出した。しかし、報道陣から詳細を追及されると、次第にしどろもどろになっていく。
宴会については「打ち上げじゃなくて『反省会』」と弁明。30人という大人数にも、「テーブルは4人に分けてマスク会食」「人数の上限はない」と苦しい言い訳をしている。
府民には「2時間程度」と要請しておきながら自身は長々と宴会した点については、「2時間をめどにやろ? ルールを破ったとまでは思っていません」と私見を述べた。
最終的には「2時間程度ということをお願いしているなかで2時間を超えるのは、市民の皆さんから見て、やっぱりちょっと違うんじゃないかと。お叱りがあるかもしれないとは思います。そこは反省すべきとこかなぁ」と非を認めた。
「自身の報道には『ルールを破ったとは思っていない』と強気な松井市長ですが、4月に大阪市職員が5人以上で会食するケースが相次いだ際は、『言語道断』と謝罪。その後、全庁をあげて調査をおこない、最終的にはルールに反した職員1109人を処分しています。
もちろん感染者数などの状況は当時と違うにせよ、松井市長が少人数での会食を『お願いする立場』であるのは今も変わりません。会見を見る限り、自身に何らかの処分を下す気はなさそうですが、このままでは『自分に甘い』と言われても仕方ないでしょう」(政治ジャーナリスト)
宴会の事実や答弁の内容も相まって、ネット上では松井市長に対する失望の声が噴出している。
《松井さんそれはあんまりちゃいますか》
《国民には我慢させて、いくらルール違反ではないとか言われても、胸くそ悪いよね》
《松井市長のしどろもどろ…人数の上限のアッパーはないとか、2時間以内ではなく2時間を目処にだとか、宴会ではなく反省会だとか…それを往生際が悪いというんだよ》
写真・時事通信
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