大谷翔平、推定年俸は5年で274億円…ヤンキースが獲得に動くも「札束移籍よりエンゼルス愛!」の男気
「後半戦では、6試合連続でクオリティスタート(6回以上を自責点3以下)を達成するなど、投手としても安定感が増しています。8月は、投打で月間MVPを獲れるかもしれません。まさに、前代未聞です」(スポーツ紙記者)
「問題となるのが、2023年以降の彼の年俸です。現在大谷は、ルーキー外国人選手を対象とするMLBの規定に従って、2年で総額約9億3000万円という格安の契約を結んでいます。
「大谷の代理人、ネズ・バレロと下交渉を始めたようです。しかし米スポーツ専門局のESPNは、大谷の年俸を『5年総額約274億円』と見積もっています。エンゼルスはすでにマイク・トラウトやアンソニー・レンドンと大型契約をしており、大谷と契約を結ぶとなると、この3選手の年俸だけで毎年130億円以上支払う必要が出てきます」(同前)
「年俸約33億円のアルバート・プホルスをドジャースに、左腕エースで年俸約7億円のアンドルー・ヒーニーをヤンキースに出して経費削減をおこないました。年俸約25億円のジャスティン・アップトンも放出を検討中です。それだけ大谷が必要なんだと、誠意を見せているわけです」(同前)
「大谷がメジャー挑戦を表明した際、ヤンキースは二刀流に懐疑的で、獲得に積極的でありませんでした。ヤ軍のファンも同意見で、獲れなくても惜しむ声は出てこなかった。ところが今では『なぜあのとき獲らなかった! 今度FAになったら絶対獲れ』という意見が圧倒的です。
「そもそも大谷にはチームを選ぶうえで複数の条件がありました。それは『二刀流を認めてくれること』『本拠地は気候が安定している西海岸』『野球に集中するため、大都会ではない中規模都市』そして、『チームに早く溶け込むために、日本人選手がいないこと』。この条件を満たしていたのがエンゼルスであり、逆にヤ軍はほぼ当てはまりません。
(週刊FLASH 2021年9月7日号)