《ホトちゃんが宮迫をまったく見ない》
《ずっと宮迫のほうを見ようとしないホトちゃん》
ネット上にそんな声が多くあふれた『アメトーーク特別編 雨上がり決死隊 解散報告会』。この番組は、8月17日の午後8時から、インターネットテレビ局「ABEMA」とYouTube「吉本興業チャンネル」で特番として緊急配信された。
2019年6月に発覚した闇営業騒動以降、地上波から姿を消していた「雨上がり決死隊」の宮迫博之が、約2年ぶりに相方・蛍原徹との2ショットを披露すると同時に「コンビ解散」を報告するという異例の内容への反響は大きく、18日午後2時の時点で、総視聴数が1000万回(Abemaとの合計)を超えた。
2人は、東野幸治、出川哲朗らゲストの前で、解散に至った経緯や、コンビの思い出などを2時間にわたって語ったが、終始、ギクシャクした空気感は否めず、ネットには視聴者たちによるさまざまな意見があふれた。その中でも多かったのが、冒頭の「ホトちゃん(蛍原)が宮迫を見ていない」という声だった。
そこで本誌は、「過去の名場面」などを除いた番組のスタジオシーンで、蛍原が宮迫の顔を何回、見たかをカウントした。その結果、蛍原が宮迫に視線を向けた回数は「48回」。これを多いと取るか、少ないと取るかだが、たしかに2人が掛け合いをする場面は極端に少なかった。
まず番組開始冒頭、2人が並んで登場。自身の喋る場面で涙をこらえる宮迫が「あかん。もっかい、やり直してもええかな?」と言うと、「もっかい、やります?」と蛍原。この一連の流れでこそ、蛍原は何度か宮迫に視線を向けるが、それ以降は、ほとんど宮迫のほうを見ないまま番組が進行していった。宮迫のトーク中、顔や体を宮迫のほうに向けることはしても、視線は合わせないままだ。
2人の視線がいちばん交錯したのは、お題が「お互い強烈な思い出」に移ったとき。ここで蛍原は、雨上がり決死隊が全国を回る単独ライブをやっていたころ、北海道でオフを利用してドラマ『北の国から』のロケ地巡りをした話を披露。蛍原も宮迫も『北の国から』が好きなため、テンションが上がりすぎて「草太兄ちゃん(岩城滉一)の牧場に着いたとき、お互い全裸になって牧場を走り回った」という。よほど楽しい思い出だったのだろう。この話をする下りで蛍原は、宮迫に10回も視線を向けている。しかし、蛍原が宮迫を見たのは、この2分少々の話の中での10回が最多だった。それ以外は、ほぼすべて単発でチラッと宮迫を見るに留まっている。
番組内では「コンビの解散を言い出したのは蛍原からだった」ことや「ケンカ別れではない、円満な解散」であることも明かされたが、宮迫に対する蛍原の微妙な距離感や態度には、そこに至るまでの苦悩や葛藤が集約されていた。ちなみに今回は、蛍原が宮迫を見た回数だけを数えたが、宮迫が蛍原を見る回数も相当に少なかったことも、つけ加えておく。
別々の道を歩むことになった2人。その心の距離が今後、元に戻ることはあるのだろうか。
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