1月14日に公開された映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』。2018年のテレビドラマに始まり、2019年と2020年に映画化され、『英雄編』で劇場版第3弾となる大人気シリーズだ。公開初日はTOHOシネマズ六本木ヒルズで舞台挨拶がおこなわれた。
主演の長澤まさみ(34)や、初出演した生田絵梨花(24)らと並んで壇上に立ち、「5年も続くとは思っていなかった」と感慨深く語った東出昌大(33)は今、ある決意に燃えているという。
舞台挨拶を終えると、迎えにきた運転手付きの車に乗り込むほかの出演者とは対照的に、東出は自らプリウスのハンドルを握った。助手席に乗せた女性マネージャーを所属事務所まで送り、一人で帰路につく。俳優が自ら運転をするとは、あまり見る光景ではないが……。
この行動の背景を明かすのは、事務所関係者だ。
「じつは、ついに事務所から “三行半” を突きつけられて、1月31日をもって所属事務所であるユマニテから離れることになったのです。本人は周囲に『独立するんだ』と強がっていますが、事実上の “クビ” といってよさそうです」
もちろんその背景にあるのは、東出が起こしてきた一連の女性問題だ。
「2020年1月に女優・唐田えりかさんとの不倫が発覚し、7月に妻・杏さんとの離婚を発表。当面おとなしくしているのかと思いきや、1年後の昨年10月に、『週刊文春』で20代ハーフ美女との交際が報じられました。
しかも東出さんは、映画のロケで訪れていた広島に彼女を呼び寄せて3連泊させていた。それまで東出さんを守ってきたユマニテも、今度ばかりは堪忍袋の緒が切れました。
これ以降、事務所内で東出さんの退所に向けた話し合いが始まり、最終的に退所することになったのです」
当の東出はさぞかし落ち込んでいるのかと思いきや、あるテレビ局員によると、意外にも独立に向けて燃えているという。
「じつは、今も東出さんへのオファーは映画や舞台を中心にたくさんあるんです。実現したものこそ少ないですが、オファーの数自体は騒動以前と比べて遜色ありません。
また、東出さんはほかの芸能事務所の後輩たちとも仲がよく、情報交換をしていて、オーディション情報の共有や映画監督の紹介などのアシストを受けています。自ら営業をかけて役を手にしたこともあったようです。
本人からしたら、『女性問題で炎上してもこんなに仕事が来るのだから、CM出演はさすがに無理でも、映画や舞台のギャラだけで今後も十分やっていける』と “皮算用” をしているようです。
親しい後輩たちには『これでいろいろうるさく言われなくてすむ』とせいせいした様子で話しています。最初はマネージャーもつけず、すべて一人でやる予定のようです」
自家用車の運転は、やがて来る独立生活への布石だったということか。だが、前途洋々というわけにはいかないだろうと、ある映画製作会社の社員は東出の懐事情を危ぶむ。
「東出さんの場合、映画の出演料は、主演で1本300万円、脇役で100万円くらい。しかし、ここから代理店などが中抜きをしますし、満額もらえるわけではありませんから、急に年収が2倍、3倍とはいきません。
杏さんとの離婚協議では、3人の子供に対し、1人あたりわずか月1万円という養育費を提示したといわれていますが、要するにお金がないのでしょう。この状態で事務所から離れるのはリスクが高いと言わざるを得ません」
ユマニテに東出の退所について問い合わせたところ、「現状お話しできることはございません」との回答だった。
事務所から突きつけられた、人生で2度めの “三行半”。今度こそ円満な幕切れとなればいいが……。
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