日本時間9月29日、新シーズンに向けたNBAのキャンプが米国でいっせいにスタートした。ワシントン・ウィザーズも本拠地ワシントンD.C.で始動したが、そこにはチームの主力である八村塁(23)の姿はなかった――。
ウィザーズは、八村が姿を見せないのは「個人的な理由のため」と発表したが、米メディアは「メンタルヘルスに時間を割いているため」だと報じている。
本誌は、八村のスポンサー企業であるマキタに問い合わせたが「事情についてはお知らせいただいておりません。心配しています」と発言。
ウィザーズのウェス・アンセルド監督は10月12日、所属する日本代表の八村塁がワシントンに到着したことを明かしたが、やはり八村の “失踪” 騒動の真相はわからない――。
「ネット上に書き込まれる人種差別が原因ではないか」と語るのはスポーツ紙記者だ。
「東京五輪に出場したある陸上選手は、かなり期待されたのに結果を出せず終わった。するとSNS上には、罵詈雑言が多数送られてきた。それを見た彼は『もう競技をやめたい』と落ち込んでいました。
じつは八村もそうなんです。男子バスケ日本代表は、史上最強とのふれ込みで本番に臨んだ。ところが3連敗という最悪の結果に。八村には、プレーだけではなく、ルーツを否定するような差別的な言葉が送られてきたそうです」
実際、今年5月には東海大でプレーする弟の阿蓮(21)が「死ね、間違えて生まれてきたクロンボ。お前もお前の兄もバスケがうまいだけのただのクロンボ」と、絶対に許容されるべきでない差別そのもののメッセージが、SNSを通じて送られてきたことを公表している。
だが八村は、弟の投稿に「こんなの、毎日のようにくるよ」と日々ネット上で人種差別を受けていることを気丈に告白していた。
八村の中学生時代を知る関係者も “ネット人種差別説” には首をかしげる。
「たしかに塁の外見をイジるような下らない人間もいたし、弟や妹がハーフということでいじめられることもあった。でも、塁はそのたび『弟と妹を守る』と一人で殴り込み、解決してきた。それほどメンタルが強いんです」
一方 “失踪” 騒動のキーマンは「ある一人の女性だ」と指摘するのは現地紙記者だ。
「八村はここ最近、インスタグラムでフォローする相手を整理しており、結局、自身がプロデュースしているファッションブランドの公式アカウントと、『カリア・ニコル』という女性だけをフォローするようになっていました。
そもそも八村は、アシュリー・アルバノという女性インスタグラマーとの交際を噂されていました。アシュリーは、NBAのラメロ・ボール選手の元彼女で、NBA選手と深いつながりがあります。
そしてそのアシュリーと友人なのが、この『ニコル』なんです。日米ハーフで、黒髪のグラマラスな美女。SNSには自身がプロデュースするつけまつ毛の宣伝や、水着写真が載っています。入り組んだ人間関係のなかで、何かあったのではないかと、NBAファンの間で話題になっています」
本誌が確認したところ、10月7日時点で八村はニコルさんをフォローしていたが、翌日には外れていた。チームのキャンプにも出られない状態なのに、インスタで “友人” 女性との関係を整理する――。
ニコルさんに、八村に何が起きているのか尋ねたが、期日までに回答はなかった。
八村には、彼のSNSに直接声を届けずとも、応援しているファンが大勢いることを知ってほしい。
(週刊FLASH 2021年10月26日号)
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