松本人志発言で注目「コア視聴率」を調べたら…人気番組『モーニングショー』の苦境が浮かび上がった!
「実際に松本さんの言うとおりです。いまやテレビ局では個人視聴率しか見ていません。そして、もっと言えば世代や性別ごとの視聴率に注目しているのです」(放送関係者)
■6月21日〜6月27日
世帯 10.4%
個人 5.4%
■6月28日〜7月4日
世帯 10.3%
個人 5.4%
■7月5日〜7月11日
世帯 11.0%
個人 5.8%
「『モーニングショー』の場合、50歳以上の視聴者の個人視聴率が10%を超えることもざらではありません」(同前)
■6月21日〜6月27日
男性 9.6%
女性 9.8%
■6月28日〜7月4日
男性 9.3%
女性 9.9%
■7月5日〜7月11日
男性 10.2%
女性 10.7%
「間違いなく、この層が人気を下支えしていますし、それを意識してその世代に関心が高いコロナ関連の話題を積極的に扱っています。ただ、それに比べて “コア視聴率” が低すぎるんですよね……」(同前)
「これこそがいま、テレビ業界で重要視されている数字で、ざっくりと言うと若年世代の視聴率なのです。基準はキー局によってさまざまですが、購買意欲がある若い世代を “コア” と呼んでいます」
「じつは『モーニングショー』の40代以下の個人視聴率は1%台にとどまるんです。50代以上に比べて低いだけでなく、コア視聴率の視点で見ると、同時間帯の『スッキリ』(日本テレビ系)には大惨敗。『めざまし8』(フジテレビ系)にも負けてしまうという非常に厳しい数字なんです。なんたって『ラヴィット!』(TBS系)にも迫られつつありますからね」(前出・放送関係者)
「2021年に入って、『噂の!東京マガジン』(TBS系、BS放送で継続)、『アタック25』(テレビ朝日系)と高齢視聴者が多い番組が終了を迎えています。コア視聴率はスポンサー獲得の重要な指標となっているので、今後はそれが伸びない番組は打ち切られていくでしょう。