日本ハムファイターズの「ビッグボス」こと新庄剛志監督(49)が、11月30日、札幌ドームでおこなわれた「ファンフェスティバル2021」に登場。マイクの前では「北海道に帰ってきました! 暴れてもいいですかー?」と叫び、会場を盛りあげた。
特にファンを喜ばせたのが、真っ白なスーパーカー「ランボルギーニ・カウンタック」で会場に現れたことだ。新庄といえば、これまでもかぶりものやゴンドラで登場するなど、派手なパフォーマンスで知られる。そのため、今回も、どんな登場の仕方をするのか、ファンから注目が集まっていたのだ。
「新庄監督は、球界きっての車好きとして知られています。現役時代から、『自身が高級車に乗る姿を通して子供たちに夢を与えたい』と語っており、阪神でプレーしていた1993年の契約更改でも、カウンタックに乗って登場しています。
ほかにも『ベントレー』や『ポルシェ』『ベンツ』などの高級車を16台も所有していました。2001年に大リーグのメッツに移籍しますが、そのときは10回ほどしか乗っていなかった『フェラーリ』をオークションにかけ、話題となりました」(スポーツ記者)
今回、新庄が乗っていたのは「カウンタックLP5000S」という車種だ。この車は、北海道に拠点を置く中古自動車買取会社「ティーバイティーガレージ」を通して用意された。同社の担当者に話を聞いた。
「当社は数年前から、日本ハムファイターズのスポンサーをしています。球団側から連絡をいただいたのは、1週間ほど前です。新庄監督が、北海道の雪をイメージした白いスーパーカーを探しているとのことで、展示中だったカウンタックをファンフェスタのためにお貸ししました。
LP5000Sは、ファンフェスタが終わった夜、当社のショールームに戻り、これまで通り展示しております。なので、一般の方も新庄監督が乗ったカウンタックをご覧になれます」
「カウンタックLP5000S」は、1985年までに323台しか生産されていない。その希少価値から、中古車市場に出回ることはほとんどないという。
「ファンフェスタをきっかけに、LP5000Sが札幌にあると知っていただくことができました。私の知っている限りでは、北海道ではこれ1台しかないですし、国内にも他にあるかどうかわかりません。それくらい、貴重な車ですね。さらに、きれいな状態を保っているものとなると、世界的にも限られてきます。
この車は、時価相場だとだいたい1億円ほどの値がつきます。それでも、めちゃめちゃ問い合わせが来ています。実際に購入の意思をもっていらっしゃる方もいますね。
実は、ネットに掲載はしていますが、金額は伏せているんです。かなり高額で特殊な車なので、実際に車を見て、よさを知っていただいた上で金額をご案内するスタンスでやっています」(前出・担当者)
ファンを魅了するビッグボス。この勢いで、3年連続Bクラスと苦しむチームを再建していくはずだ。
写真・朝日新聞
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