写真は、ぶんけいさん
写真は『腹黒のジレンマ』(KADOKAWA)
「最初、エッセイ本を出しませんか? と声をかけていただいたとき、僕自身、何かを成し遂げたという感覚がまだなくて、めちゃ途中だからなと悩みました」
「でも、道半ばとはいえ、これまでにもいろんな紆余曲折があったので、その時に感じた葛藤や喜びであれば、書けるなと思ったんです。そのことを『ジレンマ』というタイトルにも込めました。僕自身は、明確な答えはまだ持っていないけれど、誰かの人生の何かのヒントとかきっかけになることは、入れられたかなと思っていて、ぜひそこに注目してほしいなと思っています」
「本を読んでくださった方から『3年間話さなかった人に声をかけてみました』っていうメッセージが届いて、もしかして、あのページがきっかけになったのかな? と、とても嬉しかったです」
「僕、基本、やりたくないことはないんです。次は小説を書きたい。ジャンルはまだ決まっていません。僕が好きなのは、読んだ後に嫌な気分になる『イヤミス』ですけどね......」
写真は、「東海オンエア」の虫眼鏡さん(手前)とぶんけいさん
「ぶんけいという人間について1冊の本にまとめるなんて、よくあれだけ書けるなと思いました。僕も今生きている人生やこれまでのことをしっかり考えながら、意味付けができたら、もっともっと見える世界があるんだろうなと反省しました。0歳から生き直したいですね」
(BOOKウォッチ編集部)
書名: 腹黒のジレンマ
監修・編集・著者名: ぶんけい 著
出版社名: KADOKAWA
出版年月日: 2020年5月27日
定価: 本体1,200円+税
判型・ページ数: 四六判・192ページ
ISBN: 9784040644356
備考: 電子版あり