ふんわりふくらんだケーキ、ぷるぷるに固まったゼリー。見た目も美しく、美味しいお菓子が出来るのは、材料が化学反応を起こしているからだ。6月18日発売の『お菓子な自由研究』(学研プラス)は、まるで科学実験のような視点から、お菓子作りの秘密と魅力に迫る書籍。
写真は、『お菓子な自由研究』(学研プラス)
本書のコンセプトは、「お菓子作りは科学実験」。コンセプトに基づき、本書では科学の知識を用いてお菓子作りが解説されている。科学といっても難しいものではなく、事前の知識は全くなしで大丈夫。「なぜお菓子はふくらむの?」「なぜお菓子はかたまるの?」といった基本的な原理についての漫画が掲載されており、誰でも楽しんでお菓子作りを学べるようになっている。
写真は、漫画でお菓子作りの仕組みを解説するページ/『お菓子な自由研究』(学研プラス)より
さらに、親子で実際に作ることができるように、お菓子作りのプロセスを写真やイラストで丁寧に解説。少し難しい工程にはQRコードがついており、読み込むと作り方のコツ動画を見ることができる。さらに、火や刃物を使うことも考慮し、注意したい工程には「おうちの人と一緒に」「やけどに注意」「刃物に注意」といったマークが付いている。難易度や制作時間の目安も明記してあるため、子供の年齢に合わせたお菓子を作ることができる。
写真は、パンケーキのレシピのページ/『お菓子な自由研究』(学研プラス)より
また、「自由研究ノート」という、自由研究に役立つコラムも収録されている。これを活かせば、自由研究のテーマに悩むこともない。
写真は、「自由研究ノート」のページ/『お菓子な自由研究』(学研プラス)より
科学実験のように、楽しみながらお菓子作りを学べる一冊だ。親子で実際にお菓子作りをしてみると、よりいっそう本書を楽しむことができるだろう。
(BOOKウォッチ編集部)
書名: お菓子な自由研究
監修・編集・著者名: 東京製菓学校 監修
出版社名: 学研プラス
出版年月日: 2020年6月18日
定価: 本体1,000円+税
判型・ページ数: B5判・104ページ
ISBN: 9784052052040
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