横浜DeNA2-1中日
初の3連勝に横浜DeNA・三浦監督の声も思わず弾む。「チーム状態が徐々に上がってきた」。打ち勝った直近2試合とは趣の異なる白星だけに、投手出身の指揮官の喜びもひとしおだろう。
今季初登板のピープルズ=資料写真=が大仕事を果たした。左打者が6人並ぶ中日打線にカットボールなどの動く球を多投。内野ゴロの山を築き、6回散発4安打無失点に封じた。
直近のファーム2試合で防御率12点台も何のその。「広い球場なので、ストライクゾーンで勝負できたよ」と2年目右腕には自信があった。
来日が大幅に遅れても、米国で打者に投げ込んで万全の調整をしてきたという。「先発投手ならブルペンにボールを渡すのは遅い方がいい。いいリズムで投げられたね」と満足げだ。
この快投に救援陣も無四球リレーで応えた。3連投のエスコバーは疲れを全く見せず、2三振を奪うなど三者凡退に。最後は三嶋が「守るより攻める気持ちだった」と2試合連続で1点リードを守り抜き、5セーブ目を挙げた。
「エスコバーは合流してから状態がいい。みんながつなぐ意識で安定した投球を続けてくれている」と指揮官。13試合で防御率0・75と圧倒的な成績を残している守護神も「やりがいを感じている。三嶋に回せば大丈夫と言われるように投げていきたい」と口調は軽やかだ。
今シーズンの勝ちパターンが見えてきた。
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