「ベイスターズが日本一になれるように頑張りたい」。意中の地元球団からドラフト3位で指名された横浜高の松本隆之介投手(18)が入団前から燃えている。4日に横浜市金沢区の同校で吉田孝司顧問兼代表補佐ら球団関係者の指名あいさつを受け、左腕王国と呼ばれるチームにふさわしい活躍を誓った。
「いっぱい練習をしてくれよ。地元からわれわれのチームに入ってくれるのはうれしいからね」。吉田顧問から言葉を掛けられると、松本は「ずっと憧れていた球団。うれしい気持ちがこみ上げてきた」と口元は緩みっぱなしだ。
187センチ、87キロの大型サウスポー。横浜市戸塚区出身で、中学時代は今永のユニホームを購入してハマスタに足しげく通った。2017年の日本シリーズ第4戦、ルーキー浜口が八回1死までノーヒットに抑えた一戦も観戦していたという。
「ただ、ただ、すごい。まだ、あの舞台に立つ実感は沸かない」。それでも、入団2年目以降に1軍のマウンドで躍動する姿も思い描いている。
「おめでとう。ユニホーム買うからな」。ドラフト会議後、地元の友人や仲間からはLINE(ライン)で祝福のメッセージがひっきりなしに届くという。「高校時代はいい結果を出せなかった。プロでは歴史に名を残せるようなピッチャーになりたい」と松本。その大きな背中には、無限の可能性が広がっている。
外部リンク