2年連続でチームの勝ち頭となった横浜DeNAの大貫晋一投手(27)が、来季の自身初の規定投球回クリアを目指し、練習に励んでいる。「最下位になってすごく申し訳ない気持ち。でも得られたものもある」。一シーズンを通して安定感のあるピッチングをするため、しなやかな体をつくり上げる。
昨オフは体の細さを改善しようと、「豆苗(とうみょう)からゴボウくらいになりたい」と1日7食を日課に約5キロの増量に成功した。しかし、5月までに5連敗(1勝)。「序盤はうまくいかなかった。去年の体重に戻したらどうか」と減量した交流戦後は5連勝と息を吹き返した。
今は失敗も成長の過程と捉えている。「(体が細い)課題はクリアしたが、結果が伴わなかった。少し違うアプローチで取り組みたい」と、今オフは数キロ程度の“プチ増量”を計画。「おなかが弱いので」と、さゆを飲みながら鶏大根や、ぶり大根など和食中心の食事を取り入れている。
秋季トレーニングでは制球力の向上へフォーム修正にも着手。斎藤チーフ投手コーチとは、3割3分5厘と打たれた左打者への配球などを話し合ったという。
来季で4年目。「調子の波をしっかりなくす。こつこつやっていければ1年間、ローテーションは守れる」と、今永や東らとともに先発陣を引っ張っていく。
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