横浜DeNA6-2日本ハム(2軍練習試合)
開幕ローテーションへの可能性をつなぎ留めた。横浜DeNA先発の中川が3回をソロアーチの1失点にとどめ、無四球で3三振を奪った。視察した三浦監督の前で結果を残し、「しっかり調整してきたというのを見せられたらベストだと思ったので、ちょっとは意識しました」。最速146キロの直球でグイグイ押していった。
初回に細川、郡をその真っすぐで連続の空振り三振に仕留める最高の立ち上がり。ただ、二回の今井に浴びた一発はカウントを取りにいった直球で、「失投というより自分の力負け」。反省することも忘れなかった。
最初のアピールの場となった7日の紅白戦。3番手で1回⅓を1失点ながら2安打3四球と荒れた。脳裏をよぎったのは、先発して1回で降板した昨夏の苦い記憶だった。「全く一緒の展開。オフに何してきたんだろうと言われてもおかしくない。へこんだというよりは情けなかった」。トミー・ジョン手術から復活を目指す先輩田中健に相談し、リリースポイントを意識してキャッチボールから見直してきたという。
昨オフからトレーニングにピラティスを取り入れるなど肉体改造にも取り組んできた。同学年の阪口が開幕ローテーション入りに前進しているが、「早く1軍に行きたいと焦るようになってしまったら嫌なので、見ないようにしています」。少したくましくなった右腕は、好投を続けることで道を切り開くつもりだ。
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