横浜DeNAの関根大気外野手(25)が1月下旬に結婚していたことが22日までに分かった。相手は中学時代の1学年後輩の会社員女性(24)で、「ずっと知っている間柄で飾らなくていい。これまでも努力をしてきたけど、相手の生活もあるし、今まで以上に変化するところはある」。生涯の伴侶を得た今季は「1番・中堅」での活躍を期している。
7年目の昨季はプロ入り以来初めて1軍出場なしに終わった。横浜と愛知という遠距離恋愛に加えて、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、なかなか会うこともできなかった。けがにも苦しんだ背番号63を支えて励まし、互いを高め合ってきたという。「一緒に過ごしていく中で、尊敬する部分が大きくなって未来を想像した」。昨年6月にプロポーズし、今年4月から新生活をスタートさせる予定。
関根は2013年にドラフト5位指名され、翌年の春季キャンプで高卒ルーキーながら1軍メンバーに抜てきされた。「走攻守」そろったリードオフマン候補として、これまでもレギュラーに名前が挙がってきた。
昨季はイースタン・リーグで打率3割1厘、2本塁打、15打点をマークも1軍に呼ばれることはなかった。「心が充実してないと、技術につなげられない。野球のグラウンドだけで、何かの変化に気付いていても遅い」と昨オフから日常生活の振る舞いも見直した。
かつては魚や野菜中心の食生活を送るストイックな日々を過ごしてきたが、この数年間はメキシコでのウインターリーグに参加するなど見識を広げ、選手として充実の時を迎えようとしている。
ことしの春季キャンプは1軍スタート。ここまでの紅白戦を含めた実戦では6試合に出場し、14打数6安打、出塁率は5割2分9厘と好調を維持している。20日のロッテとの練習試合ではサヨナラ打も放ち、FA移籍で梶谷(巨人)が抜けた「1番・中堅」のポジション獲得に突き進む。
関根は「監督、コーチの見極めの時期だと思うので、簡単な言葉で言ったら『使えるか、使えないか』。チームにとって使える選手になるために、それを出せる機会を毎日いただいているので、自分としてはやれることを全部やりたい」。新妻のためにも、そして己のためにも飛躍のシーズンとする。
外部リンク