横浜DeNAは15日、昨季巨人を戦力外となった宮国椋丞投手(28)=186センチ、92キロ、右投げ右打ち=を育成選手として獲得したと発表した。オンラインで入団会見に臨み「ここからはい上がる気持ち。スタートラインに立たせてもらったことに感謝して、打倒ジャイアンツでやっていきたい」と支配下選手契約への強い決意を示した。背番号106で、年俸は840万円(金額は推定)。
昨シーズン終了後に10年間所属した巨人から戦力外通告を受け、昨年12月に12球団合同トライアウトに参加。オファーはなく「諦めかけて心が折れそうになった」と明かす。それでも、年明けからは西武の内海らとともに自主トレーニングを実施。ここまでトレーナーと2人で県内の施設で体を動かしていたという。
今月上旬にファーム施設に呼ばれ、スカウトらの前で投球を披露。140キロ中盤のストレートなどが評価された。球団は先発候補として期待しており、宮国は「日本一を目指すピースに一日でも早くなりたい」と誓う。横浜スタジアムであいさつを受けた三浦監督は「1人でやってきた精神力、気持ちは大きな力になる。心強い」と語った。
宮国は2011年に沖縄・糸満高からドラフト2位で巨人に入団。13年には開幕投手を務めた。昨季は21試合に登板し0勝0敗、防御率5・33。通算は205試合で21勝21敗1セーブ、防御率3・59。
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