ヤクルトから自由契約となり、横浜DeNAに入団が決まった風張蓮投手(27)=182センチ、88キロ、右投げ右打ち=が21日、横浜市中区の球団事務所で入団会見し、「1度はクビになって終わった身。新しい自分をつくって貢献したい」と意気込んだ。背番号は64。
真新しいユニホームに袖を通し、ベイスターズの一員となった。三浦新監督の印象を問われ、「長い間プロで活躍された方。現役で長く続けられる体のケアやトレーニングを聞いてみたい」と意欲をのぞかせた。
プロ4年目の2018年には自己最多の53試合に登板し、チームのクライマックスシリーズ進出に貢献。今季は11試合にとどまったが、「直球は18年の時に戻っている。一年間投げられる体の強さが長所。まだ若いのでもっと成長できる」。6年間在籍した古巣との対戦も待ちわびている。
今月7日の12球団合同トライアウトで最速149キロを記録し、打者3人から2三振を奪った。三原一晃球団代表は視察していたスカウト2人から推薦があったといい、「中継ぎで期待している。武藤のように復活を遂げてチームの力になってくれたら」と話した。
風張は東農大北海道オホーツクから2015年にドラフト2位でヤクルトに入団。通算成績は88試合で2勝4敗、防御率5・79。
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