ベイスターズの本拠地開幕戦を待ちわびているのは選手だけではない。球団公式パフォーマンスチーム「diana(ディアーナ)」には今季、9人の新メンバーが加わり、新型コロナウイルスの感染予防に努めながら練習を重ねてきた。ハマスタを彩る〝ルーキー〟の思いとは―。
横浜スタジアムで行われた20日のオープン戦。新たな装いで登場した新生ディアーナに、スタンドから温かな拍手が降り注いだ。
テーマパークで働いた経験のある横浜市出身のMayuは「広いグラウンドで踊ることに必死になってしまい、お客さまとアイコンタクトすることができなかった」と振り返る。4歳からダンスに親しむMiuは「初めて見る景色で、ついに始まるんだ」と気持ちを新たにしていた。
昨年12月に全18人のメンバーが決定。ここまで週2~3回、ダンスやフォーメーションの習得に努めながら、司会の練習にも取り組んできた。Mayuは「自分たちで毎回練習メニューや目標を決めて発表したり、振り付けを教え合ったり。ダンス以外でも成長できた」と目を輝かせる。
3月8日には初めてハマスタでリハーサルし、その広大なグラウンドに戸惑いもした。Miuは「位置取りなどなかなかスムーズには行かず、改めてスタジアムの広さを痛感しました」。撮影した動画をメンバーと見返しながら、本番へのイメージを膨らませてきた。
いよいよ長いシーズンが幕を開ける。Mayuは「(開幕戦は)緊張すると思いますが、踊れる喜びをかみ締めて、とにかく心から楽しみたい」と意気込み、Miuも「横浜の街が一つになり、『横浜一心』で一緒にベイスターズを全力のパフォーマンスで盛り上げていきたい」と胸を高鳴らせた。
=随時掲載
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