直接対決で差を詰める
8月は14勝11敗1分けと一進一退の攻防を続けてきたベイスターズ。年間120試合のシーズンを折り返し、首位巨人と5・5差の2位で勝負の後半戦を迎える。新キャプテンの佐野恵太内野手(25)は首位打者争いを演じるなど好調をキープしており、「巨人とのゲーム差を詰めていかないといけない」と覚悟をのぞかせる。
今シーズンはクライマックスシリーズ(CS)がないため、これまで以上に早く首位に立つことを意識しないといけない。8月は残念ながらそこまで巨人との差を縮められなかった。9月は直接対決から始まる。この3連戦がシーズンで重要な、大きな勝負どころとなるのはチームのみんなとも共有できている。
8月21~23日の中日戦では3連敗し、1点しか奪えなかった。同じ相手にやられるというのは、首位を狙うチームとしては物足りない。自分の成績も残せなかったので、僕の中でも悔しい思いがあった3試合だった。
8月は大崩れすることなく、何とか状態を維持しながらできていた。試合後には必ず反省をして、打てない日は悪いところに目がいきがちだが、あしたにつながる良い部分、継続してやっていけるところを探すことを心掛けてきた。自信を持って次の日に切り替えられているので、悪い方向には流れないと感じている。もちろん、4打席凡退の試合から良いところを探すのは大変なんですけど(笑)。
シーズン中の一本のヒットかもしれないけど、19日の広島戦では(プロ過去5打数無安打だった)野村さんからようやく打てた。野村さんに憧れ、追うように広陵高(広島)、明治大と進んでいったので、すごくうれしい一本となった。
今季はほとんど途中交代することもなく、出場を続けている。もちろん疲れはあるが、チームの中では若い方だし、25、26歳でバテたなんて言っていられない。
マリオカートで気分転換
8月からは坪井打撃コーチの紹介で、試合中のドリンクをスポーツ飲料や水ではなく、サプリメントの要素を含む飲み物に変えるなど体調維持にもより注意を払っている。オンとオフの切り替えも難しいが、移動中には(戸柱やロペスら)チームメートと「ニンテンドースイッチ」のマリオカートで対戦することが多いかな。気分転換を兼ね、ホテルでも続けて楽しんでますよ。
きょうからの巨人戦を含め、9月に2カードある直接対決で3連勝、最低でも勝ち越さないと優勝には届かないと思っている。頑張ります。
=毎月1回掲載予定
外部リンク