今オフに海外フリーエージェント(FA)権を行使した上で残留を決めた横浜DeNAの大和内野手(34)。プロ16年目で初めて最下位の屈辱を味わい、「勝つ難しさを経験できた。悔しさもあるけどいい経験」と振り返る。球団とは新たに2年契約を結び、「40歳まで頑張る」。阪神時代に手本としてきた鳥谷敬氏の背中を追い続ける。
加齢による体の変化は当然感じている。「30歳を越えてから体が痛いのはずっとある。前はやせる体質だったのが太りやすくもなった」と、食生活にも細心の注意を払っている。
遊撃のポジションでは、柴田や2年目の森の起用が増えた一方、若手への助言など献身的な役回りも球団から評価された。新たに石井野手総合コーチが就任。他球団で若手を育て上げた指導力には定評がある。
楽天から39歳の藤田が10年ぶりに古巣復帰することも決まった。若手とベテランの競争はますます激化するが、大和は「自分が思っている以上に体は動いているし、伸びしろはある。先を見据えてコントロールできる体づくりをしてきたい」とオフのプランを掲げる。
「チーム最年長」の肩書が外れた来季、躍動感あふれるプレーでハマスタを再び沸かせてくれるはずだ。
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