◆横浜DeNA6ー0巨人
先発陣最年長の矜持(きょうじ)を示した。横浜DeNAの井納=写真=が6回を散発2安打無失点。最後にホームで勝利した昨年9月11日以来となる巨人戦の白星で、チームトップに並ぶ6勝目を飾った。
140キロ台後半の直球に加え、落差のあるフォークボールを低めに決めた。初回に松原、パーラとそのフォークでそれぞれ空振り三振に仕留めるなど立ち上がりから飛ばした。「全体的にバランスが良かったので直球が走り、変化球も思っていたボールが投げられた」。六回に148キロをマークするなど、球威も最後まで衰えなかった。
降板直前には右腕をさすって心配させたが、「五回の着替えでホットクリームを塗り過ぎて。熱さに耐えられなかった」とお立ち台でファンを笑わせた34歳。今季首位の巨人とは2戦2敗と、独走を許した責任の一端を背負っていたはずだ。「(巨人とは)ゲーム差が離れているので勝つだけだと思って、1球に集中した」。“3度目の正直”での快投が通算50勝目となった。
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