横浜DeNAの三浦大輔監督(47)が21日、出身地の奈良県橿原市の亀田忠彦市長(48)とオンラインで対談した。三浦監督は高校生まで郷里で過ごした18年間を振り返りつつ、同市民へ「(地元関西の)某球団ファンがたくさんいると思うが、ベイスターズも応援してほしい。いずれは球場にも足を運んで」と軽妙なトークで呼び掛けた。
昨年11月の監督就任会見前日には、「懐かしい空気で落ち着く」と地元に帰省して墓参りやあいさつ回りをしたといい、原点を忘れない。少年野球チームに所属していた小学生時代は「練習が大嫌い。足は一、二を争うほど遅かった。でも仲間と野球ができる楽しさ、勝つ喜びを分かち合えたのが一番の思い出」と当時のエピソードを明かした。
隣町の高田商高を卒業後にプロ入りし、通算172勝を挙げるなど横浜で長くエースとして活躍。今の野球少年たちへは「野球以外もいろんなスポーツにトライしてみて。何か一つ楽しみを見つけて頑張ってほしい」とエールを送った。
亀田市長から「橿原市の誇り。優勝を心から期待している」と激励された指揮官は「チームスローガンの『横浜一心』で戦っていく」と故郷の声援も背に、23年ぶりのリーグ制覇へ気持ちを新たにした。
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