「(鈴木)彩艶と(アレクサンダー)ショルツです」
「助けてくれそうじゃないですか(笑)。たぶん、リーダーシップを執れる人は誰か、ということを求めた質問だと思ったので、ショルツはすぐに浮かびましたね」
「彩艶はリーダーシップというより、強そうというところで(笑)。そういう意味では、監督の趣旨とはちょっと違ってしまったかもしれないですね」
「僕は彩艶と(岩尾)憲くんの名前を挙げました。無人島生活って小屋を作ったり、パワーが必要じゃないですか。彩艶なら力仕事をなんでもやってくれそうなので(笑)。憲くんは普段の生活から賢くて、なんでも知っているから、サバイバル方法についても詳しいかなって」
「ワンくんはキャンプが趣味だから、サバイバルに必要な知恵があるかなって。逆に言えば、自分は誰にも選ばれないだろうな、とも思いました(笑)」
「僕が彩艶の名前を挙げたら、監督は笑っていました。『みんな、彩艶って言うね』って」
「憲くんの名前を挙げたときは、『おお、憲か』とちょっと驚いていましたけど、彩艶に関しては、笑っていましたね」
「私の中では非常に大事な質問でした。選手同士の関係、そしてチームの構造が見えてきます。例えば、多くの人に名前を出された選手はチームの中でも大事な存在だと思いますので、非常に興味深いやり取りでした。即答した選手もいれば、少し時間をかけてじっくりと考えてから答えた選手たちもいたので、面白かったですね」
(取材・文/飯尾篤史)