「部分合流ですけど、やっとチームに合流することができました。ボール回しくらいまではみんなとできるようになってきています。あとは別メニューですが、かなり負荷を掛けたトレーニングもできるようになってきたので、身体的にはキツいところもありますけど、心境としては『やっとだな』って感じです」
「長かったですけど、ここまで来ると意外と早かったような気もします。ただ、身体が良くなっていると感じられるときは気持ちも前向きになれましたが、良くなったり悪くなったりを何度か繰り返した時期もあったので、そのときは精神的にも苦しかったですね」
「めちゃめちゃ助けられましたね。家にいると、どうしてもサッカーのことを考えてしまうので、出掛けられるようになってからは、なるべく外に出て、サッカーとは違うことに没頭できる時間を作るようにしていました。退院直後は外出するのがなかなか難しかったこともあって家で料理を作ったり、日常生活に支障がなくなってからはカメラを持って写真を撮りに行ったりしていました。
「基本的にはソロキャンプではなく、友だちを誘うなど、誰かと一緒にキャンプをすることが多いですね。キャンプ地に行って、テントを設営して、料理を作る。その料理も、最近は現地での調理工程を省くために、事前に食材を購入して家で仕込みをすませておくようにしています。そのほうが現地での調理も楽になりますし、ゆっくりと時間を過ごすことができますからね」
「キャンプが好きな人はみんな言うと思いますけど、僕も焚火をしながら談笑している時間が大好きです。陽が暮れる前に火をおこして、椅子に座って、友だちとたわいもない話をする。あの時間は何とも言えないですよ」
「みんなで火を囲んで、大自然のなかで、自分が淹れたコーヒーを飲む瞬間はなんとも言えない幸福感があります。自分でコーヒーを作ったので、次はそれを持ってキャンプに行くのが今から楽しみです」
「長期離脱を強いられるケガは自分自身も初めての経験で、日によってうまくいかなかったり、痛みが出たりということもありました。そうした日々を乗り越えて今があるので、ここからさらに努力して、早く試合に出場してプレーしている姿をみなさんに見せられたらと思っています。今年1年、ほぼ休んでしまったので、その分を取り返せるくらいチームの力になれたらと思っています」
(取材・文/原田大輔)