諏訪地域のアマチュアそば打ち愛好家らでつくる「八ケ岳そば塾」代表の安里為任(ためとう)さん(84)=諏訪市湖岸通り=が全麺協(旧全国麺類文化地域間交流推進協議会)が認定するそば道「六段」に合格した。7日、諏訪市の金子ゆかり市長を表敬訪問し「諏訪地域のそば文化を広めたい」と決意を語った。
安里さんは沖縄県出身。約30年前、勤務していた茅野市の別荘地管理会社が開いたそば打ちイベントをきっかけに、そば打ちを始めた。2022年に八ケ岳そば塾を立ち上げ、週1回、講習会を開くなどしてきた。
今年3月末、50分間に(そば粉と小麦粉の割合が8対2の)二八そばを12、13人前作る「六段」の試験に挑戦し、見事合格した。安里さんによると、六段取得者は県内に5人おり、諏訪地域で六段取得は初めてという。
安里さんは「近年、そばはインバウンド(訪日客)にも好評。そばを日本の誇れる食文化として伝えたい」と強調。金子市長は「(そば打ちは)観光プログラムになるかもしれない。これからの活躍に期待している」とエールを送った。
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