山ノ内町須賀川地区の有志らでつくるNPO法人「すがかわ暮らし応援隊」が、環境問題を考えるイベント「私たちにもできるゼロカーボン生活」を同町で開いた。脱炭素社会実現への取り組みを住民レベルで推進しようと、環境に優しいまきストーブや電気自動車(EV)などを展示する八つのブースを並べた。
町内外の企業や飲食店が参加し、太陽光パネルやまきストーブの性能などを来場者に紹介した。地元で間伐したマツを釜にくべて焼いたピザも振る舞われた。
応援隊によると、標高約700~900メートルの冷涼な須賀川地区でも近年、気温30度を超える真夏日が増加。昨季の積雪は50センチほどで、例年の3分の1程度にとどまったという。楽しみながら温暖化への問題意識を共有しようと、初めての催しを企画した。
代表理事の外山俊(たかし)さん(73)は、国が2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を目指していることを踏まえ、「自分たちもできることを頑張りたい」と話していた。
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