松本市の大学や専門学校は4日、本年度の入学式を行った。新入生らはそれぞれの式典で抱負を語り、期待に胸を膨らませながら人生の新たな一歩を踏み出した。
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【信州松本動物専門学校】
学校法人「未来学舎」(渚)は今月開校した「信州松本動物専門学校」など専門学校3校の入学式を市音楽文化ホールで開いた。新入生は1人ずつ名前を呼ばれて立ち上がり、各学校長から入学許可を受けた。信州松本動物専門学校は二つの学部に60人が入学。このうち動物看護師学科に入った勝野優香さん(18)=松本市=は取材に「動物の気持ちが分かり、飼い主さんに頼られる動物看護師になれるよう頑張りたい」と語った。
【松本大】
松本大(新村)には松商短大部と大学院を含めて計642人が入学した。学内で式典があり、新入生代表の西保木優さん(18)=松本市=は「将来は企業人として地域社会に貢献でき、多様な面から考えられる人間になりたい」と意気込んだ。清水一彦学長は「豊かな未来を想像し、それぞれの夢や目標に向かって自己を磨いてほしい」と呼びかけ、新入生たちを歓迎した。
【松本看護専門学校】
松本看護専門学校(城西)は市医師会館の講堂で開いた。看護師を目指す新入生37人が緊張した面持ちで出席した。東京都市大塩尻高校を3月に卒業した長谷川莉乃さん(18)=塩尻市=が新入生を代表して登壇。「常に相手の立場に立って考え、想像することを忘れず、人のつらさや苦しみをしっかりと受け止められる優しい人になり、患者さんやご家族に『あなたが担当でよかった』と思ってもらえる看護師を目指す」と抱負を語った。
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