県は、早産などで小さく生まれた子どもと親のために、母子健康手帳とは別に子どもの成長記録を書き込める冊子「ながのリトルベビーハンドブック『たいせつなきみ』」を作った。発育や発達がゆっくりな子どものペースに合わせて記入できるよう工夫。県内の分娩(ぶんべん)を取り扱う医療機関で配布する。
母子手帳では、体重のグラフは1キロから、身長は40センチから記録するようになっているなど、小さく生まれた子どもは記入できない部分もあった。新たに作った冊子では体重のグラフは0グラムから始まり、発達の進み具合も「はい」か「いいえ」で答えず、初めてできたことやその日にちを自由に記述できる形式に。発達がゆっくりな場合も親が悩みや孤立感を深めないよう配慮した。
A5判42ページ。「先輩」の保護者からの応援メッセージや育児の相談先なども載せた。体重1500グラム未満で生まれた「極低出生体重児」と2500グラム未満の「低出生体重児」の希望者に配布する。県のホームページからも入手できる。
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