松本市里山辺の兎川寺(とせんじ)で本堂前に植わるシダレザクラが満開を迎えている。今年からピンク色の光でライトアップされたシダレザクラは樹齢200年以上とされ、垂れ下がる枝に咲く淡いピンク色の花々が光を浴びて彩りを増していた。
同寺によると今年の開花は例年に比べ1週間ほど遅く、今月2日に咲き始め、ここ数日の陽気で一気に開花が進んだという。細萱仙秀(ほそがやせんしゅう)住職(75)は「老木が咲かせたきれいな花で心を癒やしてほしい」。
松本市元町から訪れた窪田よし子さんは、「色や形があでやかで美しい」と写真に収めていた。ライトアップは夕暮れから午後9時まで。天候にもよるが、今週いっぱいは楽しめそうという。
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