箕輪町中箕輪の国道153号沿いに茶色い動物のオブジェが置かれ、行き交う人の目を引いている。長さ2・5メートル、高さ1・3メートルあるオブジェの正体は「熊」。近くにある赤羽鉄工社長の赤羽広治さん(70)が作り、自身の所有地に設置した。
持ち前の技術を生かし、鉄材を溶接して胴体を作った。そこにビニールを巻き付けて茶色に塗装。目には電球を使っている。赤羽さんは町の活性化に取り組む団体「みのわTMOネットワーク」のメンバーとして長年、イルミネーションの催しなどに関わり、過去にも竜や亀などの展示品を作ってきた経験がある。
熊のオブジェも、町内の催しで使った展示品の一つ。役目を終えた作品を「もったいない」と引き取り、地域のにぎわいを願って昨年末に設置した。「一番は子どもに楽しんでほしいという気持ちがある」と赤羽さん。今後、別の作品の展示も考えている。
外部リンク