桜まつりが開催されている小諸市の小諸城址(じょうし)懐古園で6日、甲冑(かっちゅう)姿の武者を撮影する「侍フォトコンテスト 小諸城・春の陣」が開かれた。県内外から集まった22人の甲冑愛好家が赤や黒色などの鎧兜(よろいかぶと)を装着。園内を堂々と歩く姿に、観光客らがスマートフォンや一眼レフカメラのレンズを向けていた。
こもろ観光局の主催で2022年と23年の秋に実施したが、春は初開催。この日は午前と午後に一度ずつ、天守台石垣と三の門に侍が集合する機会が設けられた。すぐにコンテスト参加者や行楽客の人だかりができ、武者を撮るだけでなく、並んで撮影したいと他の武者にカメラを渡して撮影を頼む人もいた。
群馬県高崎市の大学生、進藤奈緒さん(20)は、背景や構図を工夫しながら撮影。「お城の雰囲気とぴったり」とうれしそうだった。この日に撮影した写真に限り、交流サイト(SNS)やメールでコンテストに応募できる。優秀作品にはワインや日本酒といった同市の特産品が贈られる。
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