全国の熱気球が佐久市の空を彩った「佐久バルーンフェスティバル」。3~5日の期間中天候に恵まれ、多くのファンが上空をゆったり漂う熱気球を見つめた。競技フライトの他、メイン会場の千曲川スポーツ交流広場(鳴瀬)では係留したバルーンの搭乗体験、ダンスや音楽のステージ、夜に熱気球と花火が共演する「バルーンイリュージョン」もあり、終日にぎわった。
初日は、カップル1組限定のフライトを初実施。佐久市出身で鹿児島県の大学生山下優貴さん(19)と同県の短大生村山愛美さん(19)が応募70組の中から選ばれた。交際9カ月という2人は空の旅を楽しみ、「良い思い出ができた」と笑顔を見せた。搭乗体験には家族連れが列をなし、家族4人で乗った上田市上田の会社員藤沢彰宏さん(37)は「雲一つなかった」と満足そうだった。
5日に同時開催の第62回佐久鯉(ごい)まつりでは、生後6カ月~1歳半の赤ちゃんによる「泣き相撲大会」があった。参加した18人が東西に分かれて泣きっぷりを競った。佐久市の青木海翔ちゃん(1)は大きな声を上げて泣き、東の横綱に輝いた。母親の裕子さん(36)は「泣き声と同じように体も心も大きく育ってほしい」と願っていた。
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