松本市の才教学園小学校4年の武田理暉(りき)さん(9)=諏訪市沖田=が3月に岐阜県郡上市で開いた「JSBA全日本スノーボード選手権大会」のスロープスタイルのU15(15歳以下)で優勝した。9日に諏訪市役所を訪れ、金子ゆかり市長に報告。別種目のハーフパイプも含め、他の大会でも優勝しており「二刀流」で活躍している。「五輪で金メダルを取る」と将来の夢を語った。
武田さんがスノーボードを始めたのは1歳の時で、諏訪市内でスノーボード店を営む両親とともに白馬村や小布施町、郡上市など県内外のゲレンデや練習施設に通う。朝5時に起きて勉強し、下校後は午後10時まで練習。母の博美さん(46)は「勉強も頑張っている。練習帰りの車では爆睡」と話す。
グリーンシーズンは週4日間、小布施町と山梨県笛吹市の練習施設でトレーニング。それ以外の日は富士見町の施設に通い、トランポリンで体を回転する練習をしているという。
武田さんは北京冬季五輪金メダリストの平野歩夢(あゆむ)選手らにアドバイスをもらうなどして練習を重ね、技の習得や技術の向上を目指しているとし「楽しいし、新しい技ができるとうれしい」と笑顔。大会優勝の報告を受けた金子市長は「これからが楽しみです」とエールを送った。
外部リンク