「ぼたん寺」の愛称で親しまれる松本市大村の玄向寺でボタンが見頃を迎えている。8日は地元住民らが境内を巡って色とりどりの花を楽しんでいた。
約120種類、約1300株のボタンが植えられ、住職の荻須真教(しんきょう)さん(80)が手入れをしている。荻須さんによると、例年は赤やピンク、紫などの花が咲いた後に黄色が咲くが、今年は暖かな陽気で生育が進み、一度に咲いた。ボタンを見て回った同市水汲の主婦、細川恵子さん(47)は「豪華ですごい。近くにこんな場所があるとは知らなかった」とうれしそうだった。
今週いっぱいは見頃が続きそうで、荻須さんは「早めに来てもらい、花を見て元気になってくれたら」と話した。
同寺本堂で雅楽演奏を楽しむ恒例の「ぼたん祭雅楽演奏会」は11日午後2時から。入場料千円。
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