大型連休を県内で過ごした帰省客や観光客のUターンが5日、本格化した。JR長野駅の北陸新幹線(長野経由)改札口にはキャリーケースを持った観光客や、帰省する家族を見送る人たちの姿があった。
長野市に帰省した会社員小林将太郎さん(24)=宮城県黒川郡大和(たいわ)町=は、家族と新潟県に出かけたといい、「久しぶりにゆっくり話すことができ良かった」。連休明けの7日からは日常生活に戻る。「嫌ですけど…リフレッシュできました」と笑顔をほころばせ、改札をくぐった。
松本市の県営松本空港では、県内などに帰省して大型連休を過ごした親子連れや、見送りに来た家族などの姿が目立った。飛行機の出発時刻が迫ると、出発ロビーは別れを惜しんだり、記念撮影をしたりする人たちでにぎわった。
札幌市の笠原千楓ちゃん(4)は両親と一緒に諏訪市の祖父母の自宅を訪れ、10日間ほど滞在。温泉や遊園地に行ったり、イチゴ狩りを体験したりしたといい、「一番を決められないくらい全部楽しかった」と笑顔を浮かべた。
福岡市の会社員和田陽樹さん(39)は、長野市の実家に3泊4日で帰省。祖母の家を訪れたり、中学時代の友人らと飲み会をしたりと、地元で充実した休暇を過ごした様子で、「山も見たし、そばも食べたし、リフレッシュできました」と明るい表情で話した。
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