富士見町の富士見パノラマリゾートのスキー場で7日、ゲレンデをマウンテンバイクで一斉に駆け降りて順位を競うレースがあった。マウンテンバイクの新たな楽しみ方を提案しようと同リゾートが初めて企画。出場した県内外の110人余は、気温上昇の影響でシャーベット状態になった雪面に苦戦しながらも全長約3キロ、標高差730メートルのコースを走り切った。
出場者はマウンテンバイクやタイヤが太い「ファットバイク」にまたがり、スタートの標高1780メートル地点に集合。スタートで一斉に走り出したが、中には空転するタイヤを雪面にとられて転んだり、車体を押して歩いたりと苦戦する選手の姿も。速い選手は6分ほどでゴールし、他の選手たちも雪面ならではの走行感を楽しんでいた。
愛知県稲沢市から参加した会社員波多野一馬さん(36)は「タイヤが雪の中に埋まってしまい大変だったが、とても楽しかった。また、参加したい」とにっこり。同リゾートは「来年以降も継続して開催し、グリーンシーズン幕開けの恒例のイベントにしたい」と意気込んでいた。
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