障害者と雇用契約を結んで就労を支える上田市の就労継続支援A型事業所「CPF上田」が26日、同市の上田駅周辺3カ所で、アートの鑑賞や制作を通して利用者と市民が交流するイベントを開いた。利用者約10人が、自ら作った革製品を販売した他、アーティストによるライブペイントを裏方で支えた。社会復帰に向けた自信をつける機会にしよう―と催した。
利用者全30人ほどが2月以降、販売する革製品を作るなどの準備を重ねた。利用者の滝沢拓也さん(38)=上田市芳田=はイベント名や革製品のデザインを考案し、26日はアーティストが絵を描く作業を手伝った。「人付き合いが苦手だが企画や運営をする中で積極的に意見を出すことができ、自信につながった」。
運営責任者の職員、遠山雅俊さん(42)は「誰しもが精神障害になりうる。そうなった時に事業所の存在があることをイベントを通し広く知ってもらいたい」と話した。
27日は午前10時~午後5時に開く。
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