佐久地域の発達障害がある子どもの保護者らでつくる「SAKUおむすびの会」は20日、絵の具を付けたグローブで殴って描く「ボクシング・ペインティング」の手法で作品をつくるイベントを佐久市市民創錬センターで開く。発達障害の有無にかかわらず広く参加者を募り、一つの作品を仕上げる。制作過程で参加者が交流しながら障害への理解を深めるきっかけにする。
ボクシング・ペインティングは前衛芸術家・篠原有司男(うしお)さんの代表的手法として知られる。動きが多く、注意欠如・多動症(ADHD)の子どもも参加しやすい。4月に発達障害啓発週間(2~8日)があることから企画したイベントでは、横4メートル、縦1・5メートルの模造紙を用意。参加者は赤や黄色、黒など、12色の絵の具を付けたグローブで紙をパンチし、色を付けていく。1人何発でもパンチすることができ、色を混ぜることもできる。
当日は、子ども向けイベントを開く軽井沢町の団体「こどもヘンテコまほうラボ」所長のなおやマン(本名・島崎直也)さん(50)=軽井沢町=が助言。なおやマンさんは「子どもたちはそれぞれ違う動作をする。みんな、個性があっておもしろいと感じてもらいたい」と期待している。
午後2時から4時までで、参加無料。創錬センターなどで配布するチラシのQRコードから申し込むことができる。チラシは佐久市市民活動サポートセンターのホームページからも見ることができる。
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