本年度の木曽郡植樹祭が17日、南木曽町読書の国有林で開かれた。第74回県植樹祭の木曽会場での行事を兼ね、県木曽地域振興局や南木曽町などの主催。南木曽小学校みどりの少年団として参加した5年生29人ら県内外の約120人がスギの苗木約400本を植えた。
会場は広さ約2千平方メートルで、70年余り前に植えたスギを2年前に伐採した場所。湿気の多い場所を好むスギを植え、森林資源の循環を図った。参加者は長さ50センチ前後の苗木を植え、1本ずつに食害防止用のネットもかけた。
開会式で同振興局の渡辺卓志(たかし)局長は「森林を充実させ次世代に引き継ぐことが使命」とあいさつ。同校5年の棚橋柚花(ゆずか)さん(10)は「植樹は次の世代に自然をつなぐ橋渡しだと思う。お父さんが林業をしているので、今日植えたスギが育ったら切ってほしい」と話していた。
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