環境関連事業のミヤマ(長野市)の研修施設「Workcation Place(ワーケーションプレイス)花伝舎」(同市戸隠)で20日、市民らに施設を開放する「オープンガーデン」が始まった。この時期に見頃を迎えるスイセンを眺めてもらおうと、昨年より約1カ月早く開園。残雪の戸隠連峰を背に、1万株のスイセンが鮮やかな黄色の花を咲かせている。
花伝舎は、約7800平方メートルの敷地内で500種ほどの植物を見られる庭園。環境省から昨年度、生物多様性の保全が図られている区域「自然共生サイト」に認定された。スイセンは今春の大型連休前半ごろまで楽しめる見通しで、初夏にはカンパニュラやシャクヤクが花を咲かせるという。
来園した相模原市の主婦(62)は「スイセンが風に揺られ、見事な景色」と話した。ガーデン内では戸隠で見つかったという希少なトガクシソウ(トガクシショウマ)も開花。紫色のかわいらしい花にも目を向けていた。
開園は10月26日までの毎週土、日曜日の午前9時~午後3時。入場無料。
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