長野市若穂綿内の高台にある「見晴らし公園」でフジの花が見頃を迎えている。7日は曇天の下、鮮やかな紫の花房が風に揺れていた。
斜面約20アールに60本の木が植わり、地元住民でつくる山新田地区活性化プロジェクトが剪定(せんてい)や草刈りをして管理している。同プロジェクトの戸井清水さん(73)によると、今年は暖かい日が続き、例年より1週間ほど早い4月末に開花を確認。花は20日ごろまで楽しめそうだ。
一帯はレンゲツツジも咲き、天気の良い日は残雪の北アルプスも望める。友人と訪れた近くの西島チエ子さん(81)は「あいにくの天気だけれど、きれいな花を見て心は晴れました」と笑顔だった。
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