小規模ワイナリー(ワイン醸造所)の開業を可能にする内閣府の「ワイン特区」になっていた「信州松本平ワイン・シードル特区」(松本市、山形村、朝日村)と、「桔梗ケ原ワインバレー特区」(塩尻市)が統合され、「桔梗ケ原・松本ワインバレー特区」として認定された。松本市と塩尻市などが2日、明らかにした。
統合によって、これまで域内に限定されていたワイン用ブドウなどの調達エリアが広がることで、新規参入を促す狙いがある。認定は3月22日付。
ワイン特区は、免許取得に必要な醸造量が通常の年間6千リットル以上から、2千リットル以上に緩和される。ただし、特区の域内で生産した原料の使用が条件。そのため、松本市の事業者などから、塩尻市のブドウなどが使えるように特区の統合を求める声が上がっていたという。
松本市の臥雲義尚市長は定例記者会見で「先輩格である塩尻と同じ特区。松本市内のワイン事業者の新規参入を後押ししたい」と述べた。
外部リンク