華道家元池坊諏訪支部の創立80周年記念花展が6日、諏訪市文化センターで2日間の日程で始まった。鮮やかで個性豊かな生け花作品約100点が並ぶ。大勢の来場者でにぎわった。
同支部で20年以上制作している渡辺みどりさん(74)=諏訪市=は、和ランとシラカバの木を使った高さ1メートルほどの作品を展示。縦横に延びた枝とランのつぼみが、凜(りん)としたたたずまいを見せている。「空間や枝のバランスなどを工夫し、今回の展覧会に向けて必死で作った。少しでも目を留めてくれるとうれしい」と話した。
会場を訪れた矢島美根子さん=諏訪市=は「春らしい色とりどりの花が、花器に合わせてそれぞれすてきに生けられていた」と満足げだった。
7日は午前10時~午後4時。入場無料。
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