伊那市高遠町の高遠町歴史博物館で5日、地元食材を生かした味などを披露する催し「上伊那と周辺地域のうまいもん集合!」が3日間の日程で始まった。4年目の開催で、過去最多の計13店が出店する。初日は、おやきやクッキーを売る6店が並んだ。
同博物館が高遠城址(じょうし)公園で同日始まった「さくら祭り」に合わせて企画。公園から同館までの道には起伏があるため、行楽客らに一息ついてもらおう―との狙いだ。
菓子店「ふるれ」を地元の道の駅などに出店する松崎保乃夏(ほのか)さん(25)=駒ケ根市=は、桜とスイセンをかたどった米粉クッキーを販売。下伊那で生産された赤い根菜ビーツで色づけしたといい「お花見しながらクッキーも味わってほしい」と笑顔で話した。地元の住民有志でつくる任意団体「高遠里山の風」は、アカマツの葉の茶や、調味料「クロモジの塩」を売る。
6日は11店、7日は13店が出店予定。午前9時~午後3時。問い合わせは同館(電話0265・94・4444)へ。
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