ながの農協須坂共選所(須坂市)で21日、県内農協のトップを切ってハウス栽培のシャインマスカットの出荷が始まった。3月は寒さに見舞われたが、生産者の技術もあって順調に生育し、同農協によると昨年より2日早い。7月上旬から8月中旬ごろに出荷のピークを迎えるという。
この日は午前8時、同農協ブドウ部会会員の太田安雄さん(76)=須坂市小島=が5キロ詰めの8箱と、3・5キロ詰めの14箱を同共選所に運び込んだ。検査員が粒の色や大きさを確認。関東や関西地方の市場に出荷されるという。
太田さんは「3月は寒い日が続き温度調整に苦慮したが、4月は好天に恵まれ、甘みも十分に仕上がった」と説明。「多くの人に食べてもらいたい」と期待していた。
同農協によると、シャインマスカットの露地物の出荷は9月ごろ始まる見込み。ハウス栽培ではクイーンルージュが4月下旬ごろ、ナガノパープルや種なし巨峰が5月下旬ごろから出荷が始まる予定だ。
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