ローイング(旧ボート競技)の第47回信毎諏訪湖レガッタと第25回全国ナックルフォア大会(下諏訪町、信濃毎日新聞社、県ローイング協会主催)が11、12日、下諏訪町の下諏訪ローイングパークで開かれる。ローイング競技が本格化する時季の本大会に向け、諏訪湖畔には早朝から地元の中高生らが集まり、練習に打ち込んでいる。
大会は28種目に、県内外から中学生や高校生、社会人の111艇がエントリーしている。中学では唯一、下諏訪中生が参加する。
8日早朝、練習に励んでいた下諏訪向陽高校3年の藤森謙太朗さん(17)は、少年男子シングルスカルに出場する。昨年の大会では予選を通過するも、荒天のため決勝は中止に。藤森さんは「去年は悔しい思いをした。本番(1000メートル)では3分50秒を切り、ベストタイムを更新して今年こそ優勝したい」と意気込んだ。
岡谷南高校2年の古村愛結(あゆ)さん(16)は、辰野中学時代からの同級生で、同じ高校2年の宮原里々菜さん(16)とともに少年女子ダブルスカルに初出場する。高校入学後、宮原さんから誘われて「新しいことにチャレンジしたい」と漕艇(そうてい)部に入部、ローイングを始めた。
古村さんは25日に同会場で開かれる県高校総体を見据え「優勝して自信にしたい」。宮原さんはボートの後ろでこぐ「バウ」として「(古村さんが)こぎやすいよう後ろから支え、最後にはあおるようなこぎをしたい」と力を込めた。
諏訪清陵高校2年の山田陽太(ひなた)さん(16)は、少年男子ダブルスカルに初出場する。山田さんは「自分たちの課題や現段階のレベルを確認し、県大会につなげていきたい」と決意を語った。
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