上田市生田の信州国際音楽村で「すいせん祭り」が開かれている。敷地内の南斜面約3千平方メートルに10万本ほどのスイセンが植えられており、順に鮮やかな黄色の花を咲かせている。5日は、訪れた人たちが写真を撮ったり、散策したりしてゆったりと楽しんでいた。
音楽村事務局によると、3月上旬に咲き始めた。気温が上がらない日が多く、現在は三分咲き。気温次第だが、10日ごろに見頃を迎えそうだ。開花状況を確かめに来た同市小島の和田真奈美さん(58)は「黄色の花が広がっていてお星さまのじゅうたんみたい。満開になる頃にまた来たい」と話した。
祭りは7日までで、期間中はスイセンの切り花(税込み100円)や球根(同150円)を販売。摘み取り体験(5本ごとに税込み100円)もできる。7日正午ごろからは市消防団音楽隊が演奏予定。音楽村事務局の樋口恒広さん(49)は「親子などで訪れのびのびと自然を楽しんでもらいたい」と話していた。(福田雪穂)
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